「The(座)談会」

第五回議題:【スーパーインターライン メガドライ エアー】
提供品:スーパーインターライン メガドライ エアー 1号5.3m /1.2号5.3m
提供:ダイワ精工株式会社 
url : http://www.daiwaseiko.co.jp/index.html 

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 まず最初に、今回の「The(座)談会」が特殊な形態であることをお断りしておきます。 この企画をここで扱うことに関しては、かなり悩みました。それは、商品を研究員の皆様にプレゼント出来ないからです。ですが、竿という商品を「めじな研究所」(私個人にではありますが)に提供いただいたことに変わりはなく、その情報を公開することが研究員の皆様にとって有益な情報になればと思い、取り上げることにしました。
ここで取り扱う以上は、複数の方の正直な意見を発表していきます。そのために、私と同行した方にお願いして使っていただいておりますし、その中には研究員以外の方も含まれています。
その辺の主旨をご理解頂いた上で、皆様の竿選びの参考にしていただければ幸いです。

*私の使用感については【FIELD REPORT】所長の4/6にレポートしています。また、参考資料として【OFF TALK】の[メガドライ AIR]【SCHOLAR】-[研究室]の釣り竿考察も併せてご覧下さい。


報告1【メガドライ Vs AIR】 photo
報告者 中里俊二 様(釣り歴は長いが、本格的な磯釣りは5,6年程度)・非研究員

 今回、最初にAIRを使用したが、「これ本当にメガドライ?」というのが、第一印象! とてもメガドライの派生バージョンとは思えない!
以前、メガドライは2回使用したことがあるが、SZ F1-1.2を愛竿としている私には、 糸の出は良いものの、硬くて、持ち重り感の悪い点が気になった。
しかし、AIRは違った。まず竿はしなやかで調子が違うのは誰でも判るほどの変わり様!(すごく良く曲がる)そして、持ち重り感も驚くくらい改善されており、軽く感じる。バランスが良い為か?竿も握り易く感じた。
昨今のメジナ釣りは細仕掛け化がどんどん進んでおり、この調子なら、AIRは従来のメガドライより確実に、この細仕掛け化に対応できる竿だと思う。
その他気づいた点として、AIRの方が良く仕掛けが飛ぶことがあげられる。これが、どこから来ているのかは判らないが、先日、マスタードライを使用した時にも感じたことだ! 竿の調子のせいか?はたまたVジョイントの効果?
それと、糸の送り(フリッピングっていうだっけ?)操作が、断然スムーズだ!これは竿の調子のせいかな?
今回、残念ながら大物をヒットさせることができなかったので、竿のパワーについては判らないが、本当に大物がきてタメが効くのであれば、すばらしい竿ということになるが。。。。 見た目?細く見えるので、不安を感じる。
今回、AIRの後にメガドライを使用したが、あらためてAIRの良さ(私ごのみ)を痛感した。

【所長のコメント】
中里さんには、AIRが相性良いようですね。私もAIRの方が好きです。心配されているパワーについても、問題ないと思いますよ。細くしなやかですが、ねばりがあります。おそらくこの辺がV-ジョイントの持ち味なんでしょう。
おもしろい事を聞いたのですが、力のある人の方がやわらかい竿を好む傾向にあるそうです。 中里さんは身長も高いですし、これにあてはまりますね。ちなみに副所長は、なんとなくメガドライの方が扱いやすいそうです。 ただし、あくまでも感覚の問題で文章にするのは難しいから勘弁してくれとのことです(笑)。


報告2【メガドライ&メガドライAIRを使用してみての感想】 photo
報告者 佐藤 秀夫 様(磯歴 29年)・横浜潮友会 会長・非研究員

 私の使用ロットは昨年までがSIL−VSトーナメントISO F1 1.2-53を使用していました が今年からSIL−トーナメント・マスタードライ 1.0-53を主に使用しています。 メガドライ&メガドライAIRはいずれも今回始めて使用するロットでした。 まず、朝 の4時間程はメガドライを使用し、その後の4時間はメガドライAIRを使用してみました。
○ メガドライ
仕掛けセットの後、手に持った第一印象はロット全体がスリムに感じました。 その分軽いのかなぁーと思いながら仕掛を投入しましたが軽い感じは有りません。 ラインの出は撥水加工がされているだけに出がよく仕掛けの飛距離も思った以上に 軽く出て感心しました。
スリムな割には柔らかさはなく張りのある竿といった感じです。サカナは尾長の 30cmクラスしか掛ける事が出来ませんでしたが、仕掛を張りながら流すための 急激なアタリにも難なく対応可能なスリムな剛の竿と思われました。
○ メガドライAIR
メガドライとの比較になってしまいますが、『大差は感じ得ないだろう』等と勝手な 思いが先走っていたのですがハッキリと違っていました。 仕掛けセットの後、竿を手にした感触は、すぐに持ち重りのしない竿と感じました。 バランスが良いせいか操作性の良さを感じます。仕掛けの飛距離もVジョイント機 構の効果なのか遠投性も優れていました。
この竿ではサカナを掛けることが出来なかったため、もう一つ特徴を見ることができ ませんでしたが、ここ6ヶ月ほど同じ機構を持つマスタードライを使用した経験です と、サカナを掛けたやりとりでは、従来の竿より3、4番までサカナが乗る感覚が有 ります。その分竿が柔軟なため、大きなサカナですと私的には不安を感じるのですが、 まだ竿の持つ能力を使い切っていないようです。竿を信じて、竿が折れるくらいに溜め込んでやると、思った以上に楽に上がると聞いています。 そのことからも同じ機構を持つメガドライAIRにも同じ事がいえると思いますが マスタードライとはまた違い、剛と柔を併せ持った竿に感じました。
大きく分けてみると、メガドライは先調子の竿で張りがあり、メガドライAIRはやや胴調子で粘りがあるといった感触でした。 以上が私の主観的感想です

【所長のコメント】
竿のやわらかさに不安を感じているようですね。 【SCHOLAR】-[研究室]の釣り竿考察にも書きましたが、けして柔らかい=弱いということはありません。マスタードライをご使用とのことですから、 思いっきり溜め込めるサカナに挑戦して不安を解消して下さい。


報告3【メガドライ エアー の感想と声】 photo
報告者 菊地 豊 様(釣り暦6年)・釣具販売店 キャスティング 勤務・研究員

 実際に何度か使ってみて率直に感じた事を述べてみますと、表示グラム数以上に感じる軽量感と竿全体の重量バランスの良さに驚きました。また、細身のフォルムになった事で格段に向上した操作性や、不意の強烈な引き込みに対応して何処までも追随していく粘り強い柔軟な調子を実釣の中で体感しました。
使い始めの当初しばらくは、ちょっと柔らかすぎるかな?と感じていましたが、魚種を問わず比較的サイズの大きな魚を掛けた時にはじめてポテンシャルの奥深さを実感したように思います。
魚を掛けた直後の手元に感じる カキカキ感 が全く無く、吸い込まれるような優しい竿の曲がりが、うまくは表現出来ませんが私なりのV-ジョイントが搭載された メガドライエアー  の印象です。
瞬間的な強い引き込みに対しても竿全体がバランス良くパワーを吸収し、その後魚を浮かせる反発力も十分に兼ね備え、無理な力を与えなくてもじっと耐えていれば、素直に魚が浮いてくる印象。気のせいか、掛けた魚も妙に?必要以上に嫌がらない。釣り人にも魚にもやさしいロッドなのかな?と自分なりに解釈し、大変気に入って現在も使用を続けております。
私が勤務する店頭においてもお客様の、メガドライエアーへの注目度、関心度はとても高く発売当初においては、品切れ続出の状態でした。ボーナス需要も手伝ってか、今現在でも注目度bPの人気ロッドであることはいうまでも有りません。購入されたお客様のお話を伺ってみると、やはりお手持ちだった愛竿との調子の違いに少々戸惑っている様子が伺えました。冒頭のお話をご説明することで、イメージをお伝えしてご理解を頂いております。また、メガドライモデルから搭載された前進機構付き板シートの評判は大変良く、今まで気にされていた方々の数の多さに少々驚きました。  
私自身が耳にしたお客様の声としてはごく少数でしたが、握りやすいスーパーセンサーハンプシート(トーナメントマスタードライに搭載)の希望の声がありました。また、エアーの登場で認知度の高まったドライ加工、V‐ジョイントロッドのさらなる買いやすい廉価モデルへの追加希望を多く伺います。それと発売初期の店頭商品が人気モデルによっては非常に少なく、 欲しい時に買えない! とお叱りを受けてしまう事もままありました。上記の点は是非ご検討を御願いできれば、とお客様の事を想うがゆえ感じております。  
つい先日、水深の浅い大きな沈み根の点在するポイントで3キロ近い丸々としたイスズミを掛けました。鋭い突っ込みに何度も振り回されましたが、糸は一切出さずに無事に取り込めました。あらためて、竿の持つスペックの高さを更に再認識しました。早く、ドでかいメジナを掛けて生の声を皆様へお伝え出来ればと想い今後も努力を続けていきたいと感じております。宜しく御願いします。

【所長のコメント】
前半のコメントはセールストークにも聞こえますが(笑)、自分で使用してここまで説明出来る店員さんが居ればお客さんも安心ですね。また、貴重なお客様からの声は、是非メーカーに吸い上げていただきたいと思います。 私も最近比較して思いましたが、リールシートの形状はスーパーセンサーハンプシートの方が好きです。 ただ、一方で低価格を求めていて、一方で上級装備を求めるのは難しいかもしれませんね。


報告4【外ガイド派のメガドライAIRを使用してみての感想】 photo
報告者 小島 亮 研究員(FIELD REPORTER)

 私は外ガイド竿を愛用している。ある一部の条件下以外では、 不自由を感じる事はあまり無い。不自由を感じる条件は、
【1】向かい風の強い場合
【2】無風で雨が降っていて潮が無い場合
好んで向かい風の強い釣り座に入る人は少ないと思うので、 【1】の条件はあまり考えなくて良いだろう。厄介なのは【2】の場合だ。 風が多少でも吹いている場合には、ガイドとガイドの間の道糸を風に フケさせてやれば良いし、潮がガンガンの場合には道糸はバラバラと 弾け飛んで行く。3つの条件が重なってしまうと、道糸は竿にピタッと へばり付き、道糸の送りは意のままに出来なくなってしまう。 この条件下では中通しの竿が圧倒的に有利である事は間違いないが、 それ以外の条件下では外ガイド竿の方が私は好きである。 何故外ガイドの竿の方が好きなのであろうか?。少し整理してみたい。
●重量感
圧倒的に外ガイド竿の方が持った時に軽く感じる。総重量のカタログ・スペック では表せない違いかもしれない。バランスが竿先に行けば行くほど持ち重りするのだが、 外ガイド竿の穂先の直径に対し、中通し竿の穂先の直径を見れば、どちらがより竿先側に バランスがあるかは一目瞭然だろう。
●竿の操作性
道糸を送る時に、竿を上下または左右に振る動作をすると思うのだが、その際に当然 竿は曲がる(揺れる)。中通し竿に比べて、外ガイド竿の方が竿が曲がって(揺れて) から、元に戻るまでの時間が短いように思う。また、ピタッと元に戻ると思う。 竿が曲がって(揺れて)から、元に戻るまでの時間が長ければ長いほど、 必要以上に仕掛けにテンションを与える事となり、ウキが動いてしまったり、 折角取ったタナを引き上げてしまう事もあるのではないかと思っている。
●道糸の放出性
これは言うまでも無いであろう。外ガイド竿の圧勝である。 前述したように、意のままに道糸を出したり止めたり出来る事が私の理想で、 意のままに道糸を操作出来ないと、意のままに仕掛けは流せないと思っている。 ただし、外ガイド竿の場合には、道糸が竿にペタッとくっ付くという場面がある。 雨や海水で竿が濡れてしまった場合だ。海水が原因でこのような事態になった場合には、 グリップ付近を拳で軽く叩けば解決する。雨の場合にはそうは行かない。 これは塗装に依存する所が大きく、ガイドの高さや間隔にはあまり関係していない ように思う。道糸がくっ付きにくい塗装を施した外ガイド竿が私の理想だ。
●竿の調子(魚を掛けた後)
竿の調子に対する好みは、人様々であろう。【力のある人は柔らかい竿を好む】 と言われているが、まさに私はその典型だ。しなやかで反発性のある竿が好きだ。
【1】アイゴとやり取りしても、叩くような感触が必要以上に手に伝わらない。
【2】4番(元上)まで曲がった竿は、じっとしていれば竿の反発で魚を浮かせようとする。
【3】強引に引っ張れる張りの強い竿よりも、    魚の突っ込みに対してレスポンス良く曲がってくれる。
活字で表現するのは難しいが、私が竿に対して求めるところだ。
最後になったが、今回本題の【メガドライ AIRの使用感】である。
まず、中通しの竿にしては随分細身だなぁ〜。というのが第一印象。 竿を振ってみると、中通しの竿にしてはしなやかだし、胴調子と言えるだろう。 ただし、曲がった(揺れた)竿が元に戻るまでの時間や感触は、やはり好きになれない。 メガドライもそうだったが、グリップも好きになれない。細すぎるし、しっくり来ない。 これは今まで使ってきた竿の感触が手に残っていて、慣れていないせいもあるだろう。
もっと色々と書きたかったが、紙面の関係上この辺で終わりにします。 普段中通し竿を使っていないので、今までの中通しとの比較は書けないので、 外ガイド竿との比較や使用感で纏めました。人それぞれ好みがあるだろうから、 非難や口論をするつもりはありません。私の私見ですので、適当に聞き流して下さい(笑)

【所長のコメント】
やはりこの問題は避けては通れませんよね。これはクルマで言えば「AT車とMT車の違い」に似ていると思います。最近のATは相当に良くなってきているけど、好きな人はMTに拘る。それでいてトップカテゴリーのレーシングカーはAT化が進んでいたりします。
外ガイド竿は確かに使っていて気持ち良いと思いますし、どちらが優れているとか言う気はありません。ただ、タフコンディションが多いのが磯釣りですから、その点で有利なインターラインを、私は愛用しています。理想は状況に合わせた使い分けかもしれませんね。 あ、でも車はMTが良いですよ(笑)


今後も、徐々に報告を追加していきますのでお楽しみに!また、質問などあればwebmaster@mejina.comまでお気軽にどうぞ。

「The(座)談会」では、ここに製品を提供してくれるメーカーを募集しています。 雑誌、釣り具、その他なんでも結構です。良いところばかりを持ち上げる宣伝とは違いますが、 もちろん悪意を持って批評する訳でもありません。あくまでも公平に内容を紹介したいと思いますので 「この製品は自信あるぞ」というメーカーの方がいらっしゃいましたら、thedan@mejina.comまでメールお待ちしています。