最初の獲物
釣りを始めるのにいきなり磯釣りって人はかなり少ないでしょう。大抵の人は磯を始める前に
何かしてるものです。私の場合どのようにして「磯釣り師」になったのかをご紹介しようと思います。
私が初めて釣りの様なもの(様なが肝!)を経験したのは、まだ幼稚園そこそこの子供の頃でした。
確かな記憶ではありませんが、小学校には上がってなかったと思います。
ある日テレビを見ていると、船からトローリングをしているところを放映していました。
まだ幼い私の「狩猟本能」を刺激したのかどうかは定かではありませんが、とにかくマネをしてみました。
家にはあいにく船どころか竿もないので、ロープにぬいぐるみ(だったと思うが、
タオルだったかもしれない。とにかく柔らかい何か)を結びつけて、家の2階の窓から
そのロープ仕掛けを放り投げた。 となりは駐車場で人も居ないところだ。
そのテレビを見ながら、ロープをたぐっては仕掛けを投げ込むという動作を繰り返した。
何回ぐらい繰り返しただろうか、突然その子供の持つロープにあたりが来たのだ。
「あ!!なんか釣れた」周りで笑っている大人をよそに私は必死にリールを巻いた。いやロープを
たぐった。あと少しというところで根に張り付かれて、これ以上巻けなくなり私は磯際へ
ポジションを移動した。(なんでじゃ!!)すいません。元へ。
突然重くなったので窓から外を覗いてみた。「釣れた!!」笑っていた大人達も
窓をのぞき込み愕然とした。「釣れてる・・・・」
なんと猫である。今は猫と同居しているのでその猫の状況を説明すれば、「窓からなにかが飛び出してきて
は戻っていく。出たり入ったり気になる。何だろう?近づいてみよう。ちょっと突っついてみよう。
捕まえちゃお!!」と抱きついた瞬間に引っ張られて爪がひっかかってしまったのだろう。
それ以上ロープを引っ張れなかったのは猫が窓のサンに引っかかっていたのである。
みんなにのぞき込まれて、パニックを起こした猫はなんとか逃げ去ってしまい、タモ入れ寸前の
針はずれといったところであった。
私が今でも「際で食わせた大物ほどやりとりが難しい」と思っているのは
この幼い頃の記憶のせいかもしれない・・・・・・
これはすべて事実です。
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