インターライン

【スーパーインターラインメガドライ】
竿
写真はダイワ精工株式会社のHPより転載

 掲示板などでメガドライが話題になっていたので、インターラインについて少し書こうと思います。 
最初に断っておきたいのは、あくまでも私個人の感想であるということ。従って、メーカーテスターのような正確な評価軸も 知識も無い代わりに正直に書きます。
【メガドライ】
まず話題のメガドライ(うちのは【1.0-5.3】と【1.2-5.0】です。)ですが、 誰もが使って驚くのが糸の出です。仕掛けの投入にはまったく不満がありません。 そして、1日使用していても出が悪くなることもありません。
また、内部の凸凹が小さくなったためだと思いますが、ウキ止め糸が竿の中で 擦れる音も気になりません。 今まで「ウキ止めがずれちゃう」とか「知らない間にウキ止めが無くなってた」なんて人には朗報です。
ラインを送る操作では、竿先を下に向けただけで糸が出るところまでは来ていませんが 雨や風などでの優位性を考えれば、ライバルは外ガイド竿かもしれません。
新型のエントランスガイドは意識しなくてもワイヤーがガイドを通ってくれます。メーカーの謳い文句である「リールの位置までスムーズに届く」必用は無いと思いますが、今までのようにガイドを通すのを 忘れたなんてことは無くなるでしょう。(そんな経験無いですか?私は何度かありました。(笑))
あと、リールシートが通常の「板シート」でもガタを感じなくなりました。
デザイン面では、元竿が赤でエントランスガイドがスケルトンっぽい感じはお気に入りなのですが、先の方は真っ黒ってのが残念です。全部元竿の塗装がしてあればかなりクールだと思うのですが。
また、バットの握り心地や仕上げの高級感という点ではSZクラスに劣ります。 この辺を含めた竿の感触はやはり上級グレードの方に優位性を持たせているのでしょう。
結論として、これからインターラインを購入する方、スーパーインターラインシリーズ以前の竿を 使用している方、SXクラスかそれ以下のクラスを使用している方にはお勧めです。 スーパーインターラインシリーズのSZ以上をお使いなら、超撥水加工処理キャンペーンを利用すると良いと思います。
追記@(2000年12/2のレポートより抜粋)
【その後感じたこと-外ガイド竿との比較】
インターラインについて少し書いたので、比較のために外ガイド竿(SS大島というかなり古い竿です)に変えてみた。 今までも、たまに(風が弱く雨の降ってない日など)外ガイド竿を使うことがあったが、メガドライの後に使ってみると、仕掛けの投入という点でも、糸の送りでもインターラインだから劣っているということは無いようだ。(私のSS大島がかなり古い竿で手入れが行き届いていると言えないのは確かだが。) 外ガイド竿は細く、軽く、しなやかで、使っていて気持ちが良いが、やはり自然条件を選ぶ部分があり、私の使用状況ではメガドライが一番使いやすい。(インターラインは商品により性能の差が大きく、ひとくくりに【インターラインVS外ガイド】という話しは出来ません。あくまでもメガドライと外ガイド竿全般での比較です。)
追記A(2000年12/3のレポートより一部抜粋)
【その後感じたこと-SZトーナメント ISO-F1.5との比較】
メガドライはSZトーナメント ISO-F1.5と比べて、やはり内部の凸凹が随分違うようだ。 今日はやや向かい風での釣りとなったのだが、SZトーナメント ISO-F1.5を使うとウキ止めのひっかかりを感じるのだ。 コンディションが悪い時ほどその差が顕著に現れるのであろう。
【スーパーインターラインシリーズのSZ以上をお使いなら、超撥水加工処理キャンペーンを利用すると良いと思います。】と書いたが、糸の出に関しては超撥水加工処理を施しても メガドライには及ばないかも知れない。この辺はリョウ研究員の竿の処理が済んだら比較してみたいと思う。
追記B(2000年12/10のレポートより一部抜粋)
【その後感じたこと-5.3mと5mの比較】
1.2号5mのメガドライを使用してみた。 5mという長さの竿を使用するのはこれが初めてであるが感想は非常に楽しい。30cm短いことで魚の感触がダイレクトに伝わるようだ。そして、竿の扱いが非常に楽である。風が強い時などはもっと差が出るであろう。また、1.2号を選択したことで1号5.3mと比べて短いことがハンディに感じることはなかった。昨日の釣り場は例え10mの竿でもかわせないハエ根があったこと、今日の釣り場では気になるようなハエ根は無かったこともその一因かもしれない。 ただし、足場の高い磯で風を避けるために竿先を海面につけたい場合や、ミチイトの根掛かりを避けるために竿をさばくような場面では、やはり短い分だけ不利になるだろう。 あ、あとヨリモドシを使っている場合はハリスの長さに注意が必要な場合があります。 私も「あれ?今日はハリス長すぎたかな?魚抜けないかな?」なんてシーンがありました。
追記C(2000年12/17のレポートより一部抜粋)
【その後感じたこと-注意点】
メガドライの下栓はドライバーなど無くても回せるので便利だと思っていたのですが、回す部分がむき出しになっている分知らぬ間に緩む危険があるようです。メガドライをお使いの方はご注意ください。 私も1個無くしてしまいました。
注)竿尻を腹に当てて腰ダメのやりとりの練習をしていたので、下栓とライフジャケットの 摩擦により緩んだと思われます。通常の使用では使用中に緩むことは考えられませんが、確認しておいて損は無いと思います。
あと、若干持ち重りするという意見が多いようです。私は怪力のためか気になっていなかったのですが 複数の方からそのようなご意見を頂いています。
(2000年12/20追記)
私以外にも「栓が緩んでいた」という報告がありました。 工場出荷時の締めが弱い可能性がありますので、購入後は一度中の栓まで締め直すことをお勧めします。
これからも気づいたことなんかあれば紹介しようと思います。
【メガドライに関する記述のあるフィールドレポート】
所長2000/11/19、リョウ研究員2000/11/25、高原研究員(投稿記事)2000/11/19

【これまで使ってきたインターライン】
一言言っておきたいのですが、チームサバルのメンバーは「ダイワしか使わない」と誤解されることがありますが、そんなことはありません。他社のテスターを努める方も居ますし、 リョウ研究員はシマノ製品もたくさん所持しています。また、竿はがまかつという人も居ます。(ね!がまとしさん!(笑))
そして、サバルには様々な釣りクラブが 集まりますので各社の情報が交換出来るのです。
そんな中で私が自分の竿として選んだインターラインは全てダイワ製品です。そのラインナップは以下の通りですが、購入したときの状況や製品の感想について少し書きます。
【SZ1.5-5.3】2本、【SX1-5.3】2本、【VS1.7-5.3】、【SZ1.5-5.3】、【SZ2.0-5.3】(購入順)
初めて購入したインターラインは、正式な製品名などは忘れてしまいましたが【SZ1.5-5.3】旧型(旧々型?)です。初めてのインターラインだったので、幅広く使えるよう1.5号を選択しました。 副所長と揃いで2本買いましたが、今にして思えば棒の様な竿(笑)です。 糸の出にも相当気を使い、PEラインやインターライン専用ライン等を使用していました。
次に購入したのが【SX1-5.3】。これも既に旧型でスーパーインターラインの前のものです。 格段にしなやかになり、比較的安価だったこともあって、「お勧めのインターライン」を訪ねられると これを推していました。このSXはメガドライを購入するまで、副所長のメインの竿でした。
次の【VS1.7-5.3】もスーパーインターラインの前の旧型です。(これと【SZ2.0-5.3】の2本は 離島用なのでTタイプです。)
さすがにVSになると高級感があり、パイプシートでリールのガタも ありませんが、やはりしなやかさと糸の出はスーパーインターラインシリーズに劣ります。
【SZ1.5-5.3】、【SZ2.0-5.3】の2本は現在(2000.11.28)発売中のスーパーインターラインシリーズのものです。この2本は糸の出、しなやかさともにそれ以前の物とは格段の進歩が感じられます。 メガドライよりもクラスが上なだけに、糸の出という面を除けば使用感は上かもしれません。
この竿からは、インターライン用と謳っていない普通のナイロンラインを使用していますが特に不自由を感じません。

【最後に】
今までに何回か人からお勧めのタックルを聞かれたことがある。 その時に問題になるのが予算である。趣味に使える予算は人それぞれだとは思う。
しかし、私はあまり下級グレードはお勧めしない。 なぜなら、道具でハンデを背負い込むのは馬鹿らしいからだ。 例えば、レーサーが速い車に乗って、普通の人が遅い車に乗ったらレースになりますか?
実際には、同じ車でもレースにならないと思いますが、せめて同じ戦闘能力は持っていたいと思うのです。
名人と同じ道具を使って「自分はバラしたけど名人は取った」ということになれば、自分の腕を 磨くしかありません。でも「名人は良い道具を使っているから」という言い訳を用意していたのでは 上達も望めません。
もし、釣りが好きで長く続けようと考えているのなら、少々値がはっても良い物を選ぶことをお勧めします。