釣り遍歴 Vol 2釣りならなんでもその後1〜2年の間、私はカゴ釣りや投げ釣りをしていました。 小学生時代に憧れていたリールを巻く釣りをそれなりに楽しんでいたのです。もちろん、この頃は釣りの雑誌やテレビなど見ていませんでしたから丹羽さんが 有名な釣り師だなんて全く知りませんでした。ただ、最初に親切にしてくれたこともあるし、 「俺も昔、音楽やってたんだ」ということに共感(私も大学時代は ライブハウスに出たりして、ヘビメタのギタリストでしたから)した部分もあってエサは サバルで買うようになっていました。 その頃の私の様子はこんなでした。「すいません。適当に仕掛け作ってください。」 「あっ、カゴかなんか適当に大きな魚の釣れるやつ」 キーワードは大きな魚でした。 (実際には当時大きな魚など釣ったことはありませんが・・・・) 堤防では地元のおっかない釣り師にポイントを教えてもらったり、「カゴをなるべくみんなで 近くに投げ込みコマセが効くようにするんだ」なんて言われ仲間にしてもらいました。 漁師に魚をもらったり、たくさんの釣り人の親切に触れ、私はますます釣りにのめり込んでいったのです。 当時学生だった私はそうそう毎週伊豆には行けませんでした。埼玉に下宿しており海もありません。 しかし学校の裏には川がありました。橋の上から覗き込むと大きなコイが泳いでいるのが見えました。 「これだ!」速攻でコイを釣りに行きました。 もちろん持っている道具は1000円のレジャーセットとエサ付き3000円の竿です。 近くの釣具屋で吸い込みと練りエサ、鈴だけを購入しました。 凝り性の私はここでも徹夜で釣りをしましたから、アタリをとるために鈴が必要だったのです。 これが目覚まし代わりでもありました。 リンリン・・・・「来た〜!!」と飛び起きると 竿が川に引きずり込まれている。私は川に入り竿をつかみ、竿を立てました。 結構な引きで「これは大物だ!」と思い踏ん張ると、「バキッ」と竿が折れてしまいました。 さすが1000円・・・それでもなんとか魚は取り込むことが出来ました。60〜70センチほどの コイでした。 この頃の私は釣りならなんでも良く、河口湖で合宿があればブラックバスを、 実家に帰った時は大井埠頭に行きシーバスを狙いました。 当時ブラックバスは今ほど盛んでなく、唯一の大物を宿に持ち込み料理をお願いすると、 「なにこれ?シャケの子供?」なんて河口湖の宿のコックさんに言われました(笑) スズキは友人と二人で釣りに行ったのですが、「こんな赤白のルアーでしかも東京湾の こんなところで釣れるのだろうか?」と半信半疑でした。ルアーを出来るだけ遠くにキャストし 何回も何回も投げました。いい加減「やっぱり釣れないな」と思っていると足元まで 巻いてきたルアーにガバッーと大きな魚が喰らいついたのです。思わず「玉あ〜み〜」と 友人を呼びましたが、友人もいい加減「やっぱり釣れないな」と思っていましたので、 「なんだ〜?狂言か〜?」と信じてくれません。そのうち水面からスズキが顔を出し エラ洗いをはじめました。そのバシャバシャという音で驚いて友人がタモを持って駆け付けたのですが 一歩間に合わずフックがはずれてしまいました。 また私が釣り好きということを知ったおじさんに(これが親戚のおじさんというわけではなく、 友達の叔父であったり、近所の会社の人であったりするところが釣りのいいところなんですが) 船釣りのワラサやニジマス、ハゼといった様々な釣りに連れていってもらいました。 こんな具合で対象魚という観念を持っていなかった私でしたが、いくつか思うことがありました。 まず一つはコイとスズキの引きを味わい思ったのですが、やはり海の魚のほうが引きが強いということ。 そしてもうひとつはウキを見て釣りをしたいという思いでした。 |