ゴロタ場の釣りを考える

ゴロタでの釣りについていくつか質問を頂きましたが、渡船場をメインに活動している 私達はあまり知識がありません。またメールアドレスが未記入のため連絡が取れません。
そこで少し私なりに考察してみようと思います。ただ、なにせ自分自身ゴロタ場で釣りをしませんから 内容に不適切な部分があるかもしれません。ゴロタ場の釣りに詳しい方がいらしたらご意見いただけるとありがたいです。

質問1どういう仕掛けで、どのようにしたら30p台のメジナがつれるのでしょうか? ゴロタの浜の釣り方を教えて下さい。

質問2 大きな岩がないゴロタの浜で30pクラスのメジナを狙っていますが、 木っ端メジナやフグにすぐ餌をとられてしまいます。 足下にコマセをまいて遠投をしようと試みましたが、大きな岩がないので大きな波が押し寄せるとウキがよく見えません。 この場合は、2段ウキを使って細長い当たりウキをつけるべきなのでしょうか? 手前はコメジナの嵐で、ちょっと遠目に投げるとフグが食いついてくる状態で、 とりあえず季節はずれの海苔餌を使ってみましたが食べた形跡が見えません。理想的な仕掛けを教えて下さい。

どちらの質問もゴロタ場でそこそこのサイズのメジナを釣りたいということが目標だと思います。
普通に考えればゴロタ場というのは水深が浅く大きなメジナが無警戒に生活しているとは 考えにくいと思います。そのような場所でメジナに口を使わせるにはどうすればいいか? 少しでも大きなメジナを釣るにはどうしたらいいか?ちょっと考えてみましょう。

まずどのような場所をポイントに選ぶべきかということから考えてみましょう。
ひとつのポイントは潮の払い出しでしょう。海水浴場でも入ってくる潮と出ていく潮があります。 出ていく潮に流されると、いくら泳いでも戻れないという経験をしたことがあります。
一見何の変哲もないゴロタ浜でも、そういう潮の払い出すポイントがあるかもしれません。 波によって出来た泡が少しでも沖に向かって伸びているような場所があればチャンスがあるかも しれません。
また海底に大きな岩があるところや、急に深くなっているかけあがり、 海底の溝なども大きな魚と出会うチャンスがあります。このような魚が身を隠すことのできる 障害物などがある場所では、実際に潜って思わぬ浅場で大きな魚を目撃したことがあります。
地元の名人などは海底の様子をよく知っています。そしてこのような釣り場で釣果を上げるには 海底の様子を知ることはとても重要なことだと思います。 もし、海底の様子がわからないのならば 注意深く海面を観察してみましょう。 色の違うところや水面の動きに変化のあるところなど海底の様子のヒントが隠れているかもしれないのです。

次に頭に入れておきたいのは「時合い」の問題です。私の知っている東伊豆赤沢周辺ではゴロタの釣りをしている人を 見かけます。実際、過去に50センチクラスのクロダイや40センチクラスのメジナの釣果も出ています。
そして、このような釣果は圧倒的に夕まずめに多いようです。慣れた地元の人は夕方近くにやってきて短時間の 勝負をしているようです。暗くなって警戒心が薄れるのか、夜、カニ捕りをしているときに水深20〜30センチの 浅場で40センチ近いメジナを見たこともあります。
また、元々浅い場所ですので潮位に気を配ることも必要かもしれません。潮位が高くなって水深があるほうがいい釣果が あがるポイントや、逆に潮位が低いときだけ入っていけるような釣り座もあるでしょう。

冒頭に書いたように、私自身ゴロタ場の釣りをするわけではありませんので、細かい仕掛けについてのアドバイスは 出来ませんが、夏の海苔餌は季節はずれではありません。エド山口さんは夏場に海苔餌で40センチオーバーのメジナを釣って いますし、私自身水中観察によって夏場にメジナが藻や海草を食べることを確認しております。

最後に、細かい仕掛けや、釣り方、ポイントなどは、釣り場近くの釣具屋や釣り人に聞くことをお勧めします。 必ずその土地土地に、その釣り場に合った仕掛け、釣り方があるものです。
お役に立てずに申し訳ありませんが、 「少しでもお力になれれば」と思いこのページを書きました。もし、このページを読んでいただき、また釣りに行くようなら 結果や情報をお送りいただきますようお願い申しあげます。(1998/10/7)

大東研究員よりご意見いただきました。
私もたまにシモリが入っている浜などでフカセをしますがなかなかむずかしく、外海 では天気予報の波が1.5mの表示がないと浅いので波が掛け上がり竿を立てていて も道糸がとられて非常に釣りにくいです。
注意点はとにかく仕掛けじたいも重めで(3B以上)ウキのトップを出さずに釣りを しています。それと大潮時はすごく潮が速く仕掛け自体がなじみにくいです。最後に大 き目のシモリや窪み(魚が隠れられる所)を探しますそこにマキエがきけば30cm のグレ40cmのチヌはほぼ釣れるでしょう!
エサについてですがなにぶん浅い所なので海苔よりもオキアミの方が良いとは思いま す。(1998/10/8)

石谷研究員よりご意見いただきました。
私がイメージするゴロタ場の釣りを以下に示します。
 私がよく行く伊豆大島ではこの釣りが盛んに行われていて、大物の話もよく聞 きます。ただ、私自身はゴロタ場の釣りは数回程の経験しかありませんが、聞 いた話などからゴロタ場の釣りをイメージしてみました。参考になれば幸いで す。また、間違っている点や釣果があった場合等「めじな研究所」に連絡頂け ると幸いです。

(1).ゴロタ石の間の少しでも水深のあるポイント
 ゴロタ石にはたいていの場合メジナが付いています。私は伊豆大島のゴロタ場でオキアミを餌に (コマセなし)カサゴを狙った事がありますが、その時はカサゴではなくメジナ(25cm前後) が入れ食いしてしまいました。ということは大型のメジナも何処かに潜んでいると思われます。 釣り方はコマセを打ち分けて数ヶ所にポイントを作ります。本命ポイントではコマセを少量にします。 仕掛けを石に張り付けるようにすると多少ですが餌取りは交わせるように思います。 仕掛けは太ハリスで、ウキは大きめのどっしりタイプがいいように思います。

(2).できるだけサラシがあり、しかも沖への払い出しが強いポイント
 これは、サラシの沖への突進が大きければ大きい程よいと思います。そして、 沖の潮目に向かっていれば最高です。ゴロタ場を高い所から見下ろすと、至る所に潮目が 出来ている場合があります。コマセはあまり潰さずに沖に流れて行きやすいようにするのが よいでしょう。できれば比重の軽いボイルなどがよいと思います。釣り方は仕掛けをサラシに乗せて 沖に出します。この時、道糸が回りの岩に取られないよう注意が必要です。また、波によって 道糸が引っ張られたり揺るんだりしますので竿で操作し、一定の張りを保つように努力しましょう。 道糸はフロートタイプのものをお進めします。餌取りが多いようであれば沖に大遠投します。 潮の状況にもよりますが、足元へのコマセでも時間が経てば60m程沖にも効いて来ると思われます。 この場合も仕掛けは(1)と同様でよいでしょう。(1998/10/21)