2000年12月17日
昨日はブンブンの大西。一応釣りらしきことはしたのですが、あまりの強風に釣り座が無く、ほとんどまともに
竿も出せない状況だったのでレポートは勘弁して下さい。
うちでは日曜日の釣行先決定権は副所長にある(笑)もちろん土曜日は私が一人で好きなところにいけるからだ。
鵜渡根にふられた副所長が選んだのは妻良。予報が悪く「中止でも良ければ来てみて」と船長に言われたが、
港についてみれば思いの外風は弱い。
しかし京の字を越えるとかなりウネリがある。きっとサントウの向こう側はもっとあるだろうし、フコウを越えれば更に
厳しいだろう。「桜井さん、サントウやりますか?」船長のお誘いに迷わず「じゃあ滑り台で」と答えた。
ここは切り立った崖のへこんだ部分に釣り座があるような場所なので比較的風を受けにくいのだ。
妻良では凪ぎが良いときしか行けない吉田地区に行きたがる人が多いが、けっして釣果に差があるわけではない。
ただ、妻良地区と吉田地区では釣況が違うことも多いので、状況に合わせて釣り場を選ぶと良いと思う。
ただし、続けて通ってないと釣況もわからないし、混雑していればもちろん希望の磯に降りられる訳ではないが。
潮は左右にフラフラしあまり動いていないが、ウネリによる払い出しがポイントになりそうだ。
ここは水深があるので、魚のタナを探ろうと思いウキ止めを付けずに第一投。コマセをわずかに合わせて
仕掛けを入れていく。スルスルっと糸が走りアワセを入れる。30センチクラスの元気なオナガである。
また少しして同じようにオナガが釣れた。「今はオナガモードだな。タナはきっと浅いぞ」そう
思い、誘導一ヒロのところにウキ止めを結んだ。G2のジンタンでゆっくりと仕掛けを入れていくと、
前アタリ!10cm程入ったところで止まっている。ミチイトを右にかえすとグウゥゥ〜と加速したのでアワセを入れる。
「なんだよ!このオナガアタリが渋いよ!」(←この時点で変ですよね)と副所長に声をかけ、
更に「く〜!さすがにオナガは引く〜!」などと口走りながらタモに納めた。
「クチブトじゃない」副所長にそう言われるまで気づかない程ハイになっていたのだ(笑)
これがなんと44cm,1.48kgのクチブト!良型良型。
この後もクチブト、オナガ交じりでぽちぽちと釣れる。凄〜く渋いアタリに「行け!行けっー!」
と絶叫して食わせたのは15cmぐらいのマダイ(笑)なんだか訳わからないが楽しい。
だんだんウネリが落ちて海が凪いでくると釣れるペースがおちたが、
それでも1日中ぽつぽつ釣れる。潮目がポイントになっているのだが、
潮の寄りつき加減により仕掛けを沖から入れるか、手前から入れるかで
食いが大きく変わるようだ。またエサ取りの状態を見ながら、少量のコマセを付けエサに合わせるのも有効だった。
ハリスを交換したり、タナの微調整をマメに行うのも大切だと感じた。
こちらがアクションを起こせば何らかの結果が出るような1日で、もう1匹40cmオーバーを追釣することができた。
この日は「めじな研究所ウキ」を制作していただいている
TEAM AQAのAQA FLOAT FIELD TESTERを務める松本さんもいらしていた。
その様子はTEAM AQAのオフィシャルサイトにレポートされる予定なので
こちらもご覧下さい。
今日の釣果:メジナたくさん(44cm,41cm,その他30〜37cmクチブト・オナガ交じり)、木っ端マダイ2匹
釣りが終わって竿を片付ける時に気づいたのですが、下栓(竿尻の栓のことです。)が無い!
メガドライの下栓はドライバーなど無くても回せるので便利だと思っていたのですが、回す部分がむき出しになっている分知らぬ間に緩む危険があるようです。メガドライをお使いの方はご注意ください。
注)竿尻を腹に当てて腰ダメのやりとりの練習をしていたので、下栓とライフジャケットの
摩擦により緩んだと思われます。通常の使用では使用中に緩むことは考えられませんが、確認しておいて損は無いと思います。
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