博多のおいちゃん 研究員 からの投稿

「博多のおいちゃんトーナメント初体験」
9月24日 宮崎北浦
天候晴れ、強風ヅラ飛び、台風の余波でうねり
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皆さん お久しぶりです、わたくし相変わらず元気です、元気だけど、いつ死ぬかわからんので 生きてる間に、男以外は何でも経験しておこうとトーナメントなるものに初チャレンジしてきました。
場所は、ほら副所長のいずみちゃんが参加してるレディーストーナメントの米水津からちょっと南に 下ったところにある宮崎県延岡市北部の北浦です。
おいちゃんはここで開催された甲斐孝光さん主催のトーナメント第二回「TDGM会」に 参加してきたわけであります。
甲斐さんは若いけどダイワグレマスターズ2連覇の実力者、 ハンドルルーム「ham太郎」でサバルの掲示板にも時々登場していますが、下がり眉毛が 良く似合う下膨れ顔のよか男でおます。
この大会、実は四国から「謎カメさん」をリーダーに風林火山チームも参戦してまして、 事前の打ち合わせで、そろそろ公の大会でそのルールに則って優劣を競いあい、4人のうちで 誰が「いっちゃん上手いか!」を決めちゃおうじゃないかって、四人のプライドを賭けた、がちんこ勝負も 兼ねることになっていました。それじゃ〜素人のおっさんに勝ち目はなかろうと思われるでしょうが、 この釣り上手な「謎カメさん」ですが40余年の釣歴からは信じられないけど、なんとトーナメントは 初体験なのでした。そしていつも元気な眞規子ママとあかねちゃんも下手なおいちゃんには 負けられんと妙に気合いが入ってます。
ではまずさらっと大会結果の報告をさせていただきますが、20名が参加したトーナメントは、 台風14号のウネリで湾奥の方で辛うじて開催できました。優勝は大分の阿南さん、 準優勝は横手(父)さんでありました以上、さらっと おしまい。

え?そんなんじゃ記念品だせないって、、、、、ほんじゃ4人の闘いぶりがいかがなものであったかを 簡単にご報告させて頂きます。

実はこれ、なかなか熱いバトルがございまして、くじ運がいいのか悪いのか、うふっ釣りに関して 言えば失うプライドなんてもともとゼロのおいちゃんと違って、四国に風林火山あり!とまで謳われた 釣りバカ一家のドンと、なんでか一回戦を闘うことになっちゃいました。四人の中でトップになると 次の大会で順位が入れ替わるまでは「釣り名人大閣下さま」の尊称で崇め奉られちゃいます。
反対に最下位になると、「どべた」と呼び捨てできます。風林火山の3人だって素人の域のおいちゃんに 負けてですよ「博多のおいちゃん名人大閣下さま」とか尊称つけるのヤだろうし、わてが 「おう、なんかね あかねのどべた君」なんて呼んだらきっとムカついて夜も寝れんでしょうねぇ。きひひ これで皆が燃えてたわけがお分かりでありましょうか。

プライドを賭けた【一回戦】
(1)  あかねちゃん VS 阿南さん(優勝した人)
他魚を釣って、あかねちゃん一歩リードするも最後にコッパを釣り上げられて一回戦敗退ッ!
(2)  眞規子ママ VS 金只さん
キーパー2尾を釣り上げて善戦するも相手が6尾で、これまた一回戦敗退ッ!
(3)  謎カメさん VS 博多のおいちゃん  
九州と四国のポッポッ会支部長同士の一騎打ち!で一回戦屈指の好カードとなりました(ほんまかいな)
☆ポッポッ会は、熊本の女性釣師ぷよさんが命名した、竿をポッキンすること疾風の如く、 海に釣り道具をポッチャンすること山の如し、まぁ常人のレベルを超えてポッキンポッチャンする どアホの集まりでおます。ですから、両者試合開始前に合言葉「ボクは折らない!落とさない!」を 磯の上でしっかり三回唱えてスタートするのですあります。皆さんもやってみそらし、格段に減りますばい。
ところが午前6時に各磯で一斉に試合が開始されてるのに、おいちゃん達の磯では竿がまだ出てません、 それは私が知る人ぞ知る仕掛け作り音痴、つまりトロイのが原因でありました。で、ベテランの謎カメさんは チャチャッと作って、おいちゃんの準備ができるの静かに待っててくれたわけでありますが、この優しい ツリマンシップがあとで仇となるとは。。。。おカメシャマでも気がつくめぇ、、、テンテンテン。
さて、もたもたしたおっさんも用意ができた定刻12分過ぎ、ジャンケン勝ちの謎カメさんが右に入り、 いよいよ試合開始です。しかし磯はウネリとサラシで竿2本先まで真っ白けのミキサー状態。そんな中、 謎カメさんにヒット、さすがですが、でも青物でした。謎カメさんがこちらに向かって 「おいちゃん ごめんね〜、グレが釣れそうも無いんでこれキープして置いとくね」と叫んでいたのですが、 波の音で私には「おいちゃん、後で食べるからこれ置いとくよ〜」と聞こえたもんで「ありがとう ごちそうさまで〜す」と答えてました。 あ〜た試合ですよ、試合。 その後も謎カメさん色んな他魚を釣り上げていきますが本命はまだです。
一方、サラシに仕掛けを取られて馴染ませる技量がないおいちゃん!と言えば、相変わらずもたもたして、 ねんぶつ鯛にチマチマもて遊ばれています。しかも先日特売で買った竿を使わず古い竿でやってるわけで (波濤3-53改、、、もともと1号だったが竿先が折れて3号の太さになってる)つまり、久しぶりの釣りなんで ポッキンびびんちょしてますと。。。ん?良く見ると謎カメさんもリールを巻く手がなんでかぎこちないなぁ〜 で、ちょっと聞いてみました。
博「リール、どうかしましたか?」
謎「いゃ〜先日、海にポッチャンしたリールを使おうと持ってきたら錆びて動かんのよ」
博「え?オーバーホールに出してなかったんですか?」
謎「あのお高いDのリールは完全防水って聞いてたから、、、、」
博「いくら何でも、海水はだめでしょ?」
謎「家族もちゃんとオーバーホールした方がいいって言ってたんやけど、忘れてた」 
博「そりゃ、そうですよ、私も釣りを始めた頃、海水で洗ったら、すぐ動かなくなりましたもん、で、買ったばかりなのに壊れたぞって店に持って行ったら困った顔されましたよ」
謎「海水で洗う?、、、最悪の客やな、、、わしはただ、お高いのをポッチャンしただけだよ、仕方ないから途中の店で安いの買ってきたけど、やっぱ安物はあかんなぁ 手に馴染まんわい」
博「ふ〜ん、その安物のBBなんたらのリール いらんなら ふてて下さい! 私、拾いますから」
こんな感じで噛み合わない会話を続けていた第一ラウンドの終わりがけ、いつもの如く、投入に失敗して 瀬際のサラシの中にぽちゃんと落としてしまった仕掛けをクルクルと回収してたら、なんと釣れてますがなぁ〜、 立派なスモールグレちゃんが、、、、ぐふっ。
この極小グレ見てギョッとしたのが釣り上手な謎カメさん、 でもちっちゃなグレやし、その気になりゃ、そんなコッパくらいと思ったかどうか、でもね、この日はマジ釣れません、 さすがの謎カメさんも少しは焦りだしたみたいですよぉ〜。
「い いかん このままやったら規程サイズ未満でも、 おっちゃんの勝ちやんけぇ、もしそんなことになったら40年にわたって営々と築き上げた釣りが上手いと言う、 わしの評判は地に落ちてまうやんか、そんなことになったら四国に帰れんどぉ」と思ったかどうかは分かりませぬが、 ここは事実として皆様にきっぱり!お伝えいたしましょう!
「博多のおいちゃん1本ッ勝ち! うりゃ!、、、しかも8pのコッパだし!」
トーナメント初体験、一回戦2時間が終了しました、敗者の謎カメさんは、それでもにこっと笑いながら 「おいちゃん おめでと」と優しく声をかけてくれました。しかも、これ勝者の証しとしてと差し出されたのが、 今の試合で使ってたチタン謎カメ杓の最高傑作「トーナメント・カメスペシャル」なんです。いゃ〜嬉しかった。実は以前に頂いた、チタンカップの謎カメ杓「おへた・カメスペシャル」を今日初めて使ってたんだけどさ、 これが軽くてバランスよくて手に馴染み疲れないのよ、わて、もうメチャ気にいって。それがこれで2本も、、 謎カメさんあんがとね〜。
しかし一回戦で勝利したおいちゃんも、次の対戦者が優勝した阿南さんじゃねぇ、はい、しっかり負けました。 でもここも価値ある一尾同士の計量に持ち込む善戦だったんだなぁ、うふっまぁ結果は残念ながら60グラム差。
そして表トーナメントは負けたけど裏でやってた順位決定戦じゃ4人の中でおいちゃん、ただ一人の二回戦進出じゃん、つまりわてが4人のトップざんすよ〜、、、きひひ。
それから2回戦の磯を撤収して、「博多のおいちゃん名人大閣下さま」なんて、皆に呼んでもらおっかなぁ〜と、三人が遊んでる磯に行きました。みんなの良くやったのお声に胸を張り腹を突き出して高笑いしてたのもつかの間。わて、三人のクーラー覗いて唖然ボーゼンだったもんねぇ、この湾奥のどうってことない磯でだよ、2回戦やってた短時間に鯛や青物を、それこそぎっちりテンコ盛りで確保してるじゃないですか、いや〜試合にこだわらず、好きな釣り方をさせたらこのチーム、やっぱりただ者ではありまっしぇん。わて感服しましたなぁ〜。
沖は時化て大波だったけど最後まで楽しく怪我も無く、祝勝会といって夕食までご馳走になり いい休日を過ごさせて頂きやした、、、甲斐様、TDGMの皆様、風林火山さん ありがとうございました。                             「トーナメント初体験」 by 博多のおいちゃん