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2001年7月29日

香草焼きがおいしゅうございます。
場所:妻良・カリマタ
天気:曇り
海況:凪たまにヨタ波

 台風6号の余波が心配であったものの、影響はないというジュン研究員からの悪魔の囁きで伊豆半島の妻良に釣行することになった。本当なら昨日の土曜日、鵜渡根で夕釣りを洒落こむはずであったが、この台風のため中止になってしまった。そんなところに悪魔の誘い。一投目から食らいついてしまった……。
港を出るとウネリもほとんどなくカリマタに渡礁した。ここ、カリマタは妻良の中でも潮通しの良い一級磯。磯自体はけっして大きくはなく、切り立った形状のために釣り座は3カ所ほど取れるが二人がベストだ。夏場はクーラーが必需品になるため荷物だけでも場所を取ってしまうのでなおさらだ。
潮は吉田方向、つまり下りに流れていた。吉田向きに釣り座を構える。足元には潮向きとは逆に、おそらく台風によるヨタ波がうち寄せて発生する小さなサラシができている。そのサラシは沖に払い出したあと、下りの潮と合流して潮目を形成している。足元のサラシの際にコマセを撒くとチョウチョウ魚やハコフグの姿が見える。まずは磯際から。
エサ取りの数は相当いるもののあまり活発ではなく、ツケエが瞬時に無くなるほどではない。しばらく攻めてみるものの、活性の低いエサ取りがたまに釣れる程度で本命は顔を出さない。
攻める場所を徐々に沖目に変えていく。徐々にエサ取りが猛威をふるってきた。サラシのど真ん中ではなく、際に沿って流していくとウキがゆっくりとしもった。
アタリだ。ピシッと合わせを入れるとけっこうな重さが伝わってきた。しかし、魚の動きはそんなに早くはない。早くはないもののズッシリとした重量感が伝わるツッコミを2、3度かわして姿を見せたのはブダイ。40センチはラクに越え、重量も2キロ相当だったであろう。デブデブだ。赤みの強い立派な一尾であった。ん?違う。こいつを釣りに来たんじゃない。惜しげもなくリリースする。
その後、磯際をかなりのスピードでかすめる魚がいると思った瞬間、竿がひったくられた。予想通り青物の引きだ。竿をためていると、サメノリ方向に走り始めた。 やばいそっちにはジュン研究員がいる。僕が青物と格闘している間にメジナを釣ってやる、と言うジュン研究員に断りを入れて釣り座を移動。数度の走りの末、あがってきたのは良型のソーダガツオであった。
そして再び釣り始めるとまたまたアタリ。ギューーンという突っ込みに耐えて上げ始めるとバンバンと竿を叩き始めた。そうアイゴだ。この時点でジュン研究員は大きくはないものの口太を一匹あげている。おかしい。他魚はジュン研究員の役割じゃなかったのか?
潮はフラフラするものの下り続けている。その流れが磯のそばに寄ってきた8時頃、竿3本ほど先の潮目に吸い込まれていたウキが加速した。合わせを入れるとたちまち底に向かって走り始めた。明らかに青物の引きとは違う。力強い引きで底に底にと絞り込んでいく。
竿を立てて耐えていると今度は足元に向かって走り始めた。急いでリールを巻き竿を前に突き出す。足元に来てからも執拗にツッコミをくり返す。が、徐々に浮いてきた。根に触れないように慎重に竿をあしらい、タモに納まったのは42センチの口太だった。やったね。
その後は25センチほどの口太や良型アイゴ、小型カンパチなどに遊んでもらう。魚っ気は充分にある。と思いながらジュン研究員の方を見ると大バラシを演じている。魚はわからぬがかなり大物のバラシっぷりであった。しかも、因果関係があるかどうかはわからぬが、それを境に魚っ気がなくなってしまった……。

釣果:口太42センチ・25センチ アイゴ・ソーダカツオ・ブダイ・などなど