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| 分類と分布 | |||||
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めじなは硬骨魚網・スズキ目・メジナ科に属し、広い意味ではマダイやスズキの仲間である。
(随分広い意味だな・・・・)メジナ科の魚は世界的に見ても種類がすくなく、日本では
メジナ、クロメジナ、オキナメジナの3種だけである。成魚はどれもにているので
見分けがつきにくい。
もっとも釣り人なら、クチブトとオナガの見分けは簡単だよね。 メジナ類は温帯から亜熱帯の海に生息する。だいたい東北地方から沖縄まで生息していると考えて いでしょう。日本人向きの釣りの対象魚だといえるな。(お隣の韓国や台湾にもいるが) ここでひとつ整理しておくと、メジナ=クチブト でクロメジナ=オナガである。ここから先は 釣り師用語でクチブトとオナガで説明しよう。 オナガは相模湾から南の各地に分布するが、黒潮の勢力が強い太平洋岸に比べると、日本海側 では数が少ない。クチブトに比べて、湾内より外洋を好むことが知られているがさらに成長 するにつれて黒潮の勢力がより強い南の荒磯へ出てゆくようだ。しかしその理由はよく分かっていない。 クチブトはオナガに比べ低温に対する適応力が強く、まれに北海道南部でもみられる。 | |||||
| 形態 | |||||
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クチブトは鱗の付け根に黒い斑点があり、全体としては鱗の列に沿って交差する点線に見える。
また、尾びれの後縁の切れ込みが浅くえらぶたの後縁がオナガのように黒く縁取られていない。 オナガはその名前のとうり、尾部が長く、尾びれの後縁の切り込みが深い。 また、えらぶたの後縁が黒く、うろこは細かく黒点がない。 オキナメジナはえらぶたの全面が鱗に覆われていることで他の2種と見分けがつく。幼魚には体の 中央に鮮やかな黄色の黄帯があるので、一見して分かるが、成長とともに消失する。成魚の上唇は 著しく厚いことも特徴である。 メジナの体形は測扁した(左右に平たい)いわゆるタイ型である。この様な体形は複雑な地形の海底 での生活に適している。つまり小回りが利くものと考えられている。 一般に、体を左右に振って泳ぐ魚では、尾部が主な推進器で、その形が「引き」に大きな関わりを もつ。尾に推進力をもたらすのは、体側筋つまり食用になる上身の部分である。その筋肉が尾びれに 伝えられる尾柄部(びへいぶ)の形は、ぶだいのように幅が広いものより、アイゴのように細く引き締 まっているもののほうが、力を集中できる。 また尾びれの形は、その後縁がはぜのようにまるいも のよりアジのように深く切れ込んでいるものの方が、強い推進力をもたらす。 このような「引き」 の要件をよく備えているのは、俗に青物と呼ばれるカツオやヒラマサである。それらには及ばないが、 メジナの体形も強い推進力をだせるものである。特にオナガの場合はクチブト よりもかなり「引き」が 強いことは周知の事実である。 口は体の割に小さく、鋭い犬歯もないので、ハタ類のように大型の 餌を捕食することはできない。上下の顎にはヤスリのような細かい歯の帯があり、その外側に三つ又 になった門歯が1列に並んでいる。この前歯の切れ味、特に大型のオナガのそれは、意外に鋭くハリ を飲み込まれたときには、ハリスをかみ切られるというトラブルがよくある。小型でも何匹か釣ったら よくチモトを点検することは常識であろう。 [このページの最初に戻る] | |||||
| 行動と生理 | |||||
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メジナ類は典型的な磯魚のひとつで。その生活ー食う、休む、敵から逃げるなどーのすべてを岩礁に
大きく依存している。また。この類は昼行性で、夜明けから日没までの間に活動する。離島の巨グレは
よく夜釣りでねらうが、時合いは宵に口に限られ、これは夕まずめの延長といえるだろう。 メジナの幼魚は磯際のくぼみなどを、夜の休み場所にし、夜が明けると群をなして沖の磯に出る。 そこでばらばらになって餌を食べるが、日没とともに再び集まって夜の休み場所へもどる。 成長するにつれて、昼間の行動範囲が広がり、砂地に隔てられた遠くの磯にも行く。3歳魚以上 になると、夜の休み場所はやや深い岩礁の裂け目や岩の下になり、日中の行動範囲は、さらに広くなる。 このような習性上ハリ掛かりしたメジナは、はえ根や、しもり根に逃げ込むのである。 水族館では丈夫で長持ちだが人慣れしない魚として名が通っており、これはメジナの警戒心の強さを 示すものである。 めじなの好適水温は12〜26度であるが、 私達釣り人が冬ばかり釣りすること を考えると低温が問題になる。だいたい11度前後まで水温が下がると、メジナの行動が著しく不活発に なり、餌もほとんど食べなくなる。また同じ13度でも前日と比べて水温が上がった場合と下がった 場合では全くちがい、もちろんあがった場合の方が活発に捕食する。 魚の感覚や行動はその脳の形とよく関連づけられる。メジナの脳は視覚の中枢である視葉と運動の中枢 である小脳がとくによく発達しており、また臭葉もかなり大きい。この脳形から、メジナは主に視覚に 頼って行動する俊敏な魚で嗅覚もするどいということができる。なお一般に魚類は聴覚が発達しており、 人が感じ取れない低周波音も感じ取れるし、側線などの皮膚感覚器でわずかな水の振動もとらえることが できる。 [このページの最初に戻る] | |||||
| 食性 | |||||
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本来は雑食性の魚で海草類もよく食べる。岩の表面に生える小型の柔らかい
藻類が好みで、そのような藻類を噛みとるのに先程述べた前歯が適している。餌にたいする適応性は
非常に広く、動物食あるいは藻類食だけを長く続けても、栄養障害を起こさない。伊豆方面で海苔餌
による寒メジナ釣りがおこなわれるのも、季節に応じて手近に採れるものを主食にしているメジナの
性質を利用したものといえるだろう。 [このページの最初に戻る] | |||||
| 産卵と成長 | |||||
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メジナの産卵期は地域により大きな差
があり、はっきりとしたことは言えないが12月から4月あたりであろうか。北にいくほど遅く
なる傾向がある。 メジナの卵は無色の球形で直径1ミリ前後。水に浮く性質である。受精卵は 水温16〜17度で60時間後にふ化する。ふ化直後の幼魚はほとんど透明で、腹に黄卵をかかえている。 3日もすると黄卵は吸収され、黒い色素胞が現れる。全長30ミリ前後で親と似た体色となるが、 それまでの幼魚はとてもメジナの子とは思えない姿である。 その成長は生後1年で10センチ、 3年で20センチ、7年で30センチと推察されている。大型になると70センチを越える ものもあり、オナガの70センチやクチブトの60センチは釣り人の夢であろう。 [このページの最初に戻る] |