めじな研究所的 HOW TO 〜初めて渡船を利用する方へ〜
これから釣りを始める方編はこちら
堤防や地磯で釣りをしていて「沖磯で釣りをしてみたいなぁ。でも渡船ってどんなシステムなんだろう?」なんて思っていませんか?
そんな方は、是非このページを読んでチャレンジしてみて下さい。
沖磯の方が釣れるとは限りませんが、色々な場所へ渡してくれるので、釣りの世界が広がることは間違いありません。
地域や渡船屋によって多少ルールの違いなどがあるかもしれませんが、知っておいた方が良いことをここに書いておきます。
あとは船頭さんの指示に従って下さい。尚、このページがより多くの方の役に立って欲しいと思いますので、わからない所やおかしいと思う所がありましたらご連絡下さい。
●どうやって利用するの?
まず、最初に電話してみましょう。
多くの渡船屋さんは予約制です。予約制じゃない所でも、翌日船を出す予定かどうか確かめる必要があります。
渡船屋さんは、前日の19時の天気予報を見て・聞いて、翌日の出船の可否を判断するところが多いです。
自分でも明日の天気を確かめた方が良いですから、19時過ぎぐらいに電話を入れましょう。
朝早い仕事ですので、あまり遅い時間に電話をするのは遠慮した方が良いと思います。
また、この時に集合場所・集合時間などを確認することを忘れないで下さい。
季節によって集合時間が変わる事もあります。
それから、お弁当やエサの手配をしてくれるところもありますから、必要なら予約しておきます。
●道具の注意
自分の道具に名前が書いてありますか?全ての持ち物に、事前に大きく名前を書いておきましょう。
紛失の心配よりも、名無しの荷物は誰の物かわからず他のお客さんの迷惑になります。
バッカンは蓋付きの物を利用しましょう。蓋が無いと、船中にこぼしたり、他人の道具を汚したり、渡礁時に人に掛かったりして迷惑です。
また、渡礁時は人に手伝って貰うこともありますから、極端に重いもの・大きいものも出来たら避けた方が良いでしょう。
40センチぐらいのバッカンがポピュラーです。
ロッドケースは、ハードタイプをお勧めします。荷物を重ねたり、状況によっては渡礁時に投げることもありますから、
布袋タイプですと大切な竿を破損してしまうかもしれません。
タックルケースは、クールバッグなどと呼ばれる、ある程度しっかりしていてクッション性もあるものが便利です。
これも、渡礁時に投げることがあるからなのですが、この辺については渡礁のところで説明します。
●乗船の流れ
出船の前に渡船屋さんの事務所なり宿なりが空いている場合は、ここで乗船名簿に記入して下さい。
船頭さんや、おかみさん、常連さん達とコミニケーションを取り、最近の釣況を聞いておくと、磯におりてからの釣りに役立つかもしれません。
また、こんな一時も渡船を利用する楽しみのひとつだったりします。
いよいよ乗船します。船頭さんの指示に従って下さい。降りる場所や順番を考えて指示を出していることもあります。
荷物はひとまとめに、低く積みましょう。船全体を見て、極端に偏る事が無いように注意します(船によっては、専用の荷物入れがあることもあります)。
荷物を置いたら、後部デッキで待機します
(船によっては、船内に入ったり、そのまま釣り人が前に居る状態で走るところもありますので周囲の状況にあわせて下さい)。
この時も、船の傾きに注意して、左右に人が偏らないようにします。操舵室のすぐ後ろが、波シブキを被り辛くお勧めです。
航行中は船から落ちないように注意して下さい。実際に落ちた人を何人も知っています。
場所によっては、もの凄いスピードを出したり、急な方向転換をする所もあるのです。また、いかなる時も、船頭さんの視界を遮らないように注意して下さい。
●渡礁
目的の磯に近づくと、船は速度を落とします。名前を呼ばれたら(名前を呼ばずに希望の磯で勝手に降りる所もありますので、この辺は出船前に確かめておいて下さい)
、荷物を舳先へ上げ、渡礁に備えます。
上の写真右側は、船頭さんの視線です(写真提供:宮島丸)。
舳先が磯に付くまでは、舳先付近の視界を遮らないように注意して下さい。
舳先が磯に付き、船が安定したら、素早く磯に渡ります。この時に最も注意することは、片足が船、片足が磯という状態を作らないこと。
波が引いたときに、船が磯から離れると、股裂きになって非常に危険です。
万が一落ちる状況になってしまったら、磯への激突を避けるために磯を蹴って海に落ちて下さい。
海に落ちたら、慌てずに泳いで磯から離れます。沖に居れば、船から救助してくれますので、それを待って下さい。
もし、他人が落ちた場合は、備え付けのハシゴがあればそれを縁にかけて落水者本人に登らせます。
引っ張り上げないといけないときは、濡れて重くなっていますので注意が必要です。
落水者を落ち着かせ、自分も落ち着いて、船頭さんの指示に従って下さい。
一部の地域や、波の荒い時には、舳先を磯に付けられないことがあります。
この時は、波の周期を見計らい、舳先が一番高く上がった所で磯に飛び移ります。
舳先が下がるときに飛ぶと、思った以上に飛べずに非常に危険です。
ほとんど波の無いような一部の地域では、自分の荷物は自分で持って渡礁する所もありますが、手ブラで渡礁した方が安全ですし、ポピュラーな方法です。
背中に荷物を背負うのも、飛び移った時にバランスを崩す原因になりますから、荷物はいっさい持たずに身一つで渡礁しましょう。
荷物を受け取る時は、自分の足を磯と舳先に挿まれないように注意して下さい。
慌てる必要はありません。自分の足場を確保し、荷物を一つ受け取るごとに、安定する場所に置きましょう。
磯がギザギザして荷物が不安定な時は、取っ手や角を岩に引っかけて置きます。
自分が荷物を渡す場合、荷物は軽く投げるように渡すのが基本です。受け取る側が受け取りやすいような角度で、やさしく投げ渡して下さい。極端に重い荷物や軽い荷物は、「重いですよ(軽いですよ)」の一声も忘れずに。
ベタ凪で、船が押しつけている時なら、普通に手渡ししても良いのですが、
波が引いた時に船が磯から離れると、お互いが引っ張られて危険なので、両方がしっかりと道具を握りあう時間は極力短い方が安全です。
受け取る側が持ちやすい方を相手に向けて、すばやく受け渡しましょう。
このような事情がありますから、道具入れは投げ渡しのしやすい物を選びましょう。
手伝って貰うときは「よろしくお願いします!」。手伝って貰った後は「ありがとうございました!」。他人の渡礁は積極的に手伝う。
これはわざわざ書かなくても、人として当たり前ですよね。
数人以上のグループで行くときは、先に渡る人員と、荷物を渡す人員に分ければ、自分たちだけで渡礁が完了します。
もし、あなたの釣行先が自分の荷物は自分で持って渡礁する所の場合は、背負いこを背負い、片手にバッカン、もう片方の手にロッドケースを持ちます。
装備から変わってしまいますので、先に調べておきましょう。
磯あがりも同じ事です。迎えが来る10分前には支度を整え、チャカ場付近に荷物をまとめておきましょう。
船が来て、舳先が付いたら、荷物を受け取って貰い、身一つで船に渡ります。
もし、自分が最初で、船に受け手が居ないときは、道具を舳先にそっと投げ入れ、身一つで船に渡ります。
船に上がったら、荷物を下に降ろし、まとめて下さい。この時も、全体のバランスに注意して下さい。後から来る人の事も考えましょう。
荷物を置いたら、後部デッキへ移動します。移動する必要が無いところでは、左右のバランスに注意して下さい。
釣りを終えると気が緩むのか、たくさん釣れて自慢話が尽きないのか、他人の邪魔を省みずに中途半端な場所で話に花を咲かせる人が居ますが、
船は左右前後のバランスが悪いと航行に支障をきたします。特に、前下がりで後部が浮いてしまうと、推進力を発揮出来ませんし、舵も効きません。
左右のバランスが悪ければ、最悪転覆の危険が・・・
下船するまで、航行の安全を妨げないようにしましょう。
●下船
船を下りるときは、みんなで荷物下ろしを手伝います。最初に数人が身一つで降り、陸側で荷物を受け取りましょう。
帰る前に、お金を払い、釣果なんかも報告します。
釣果情報は渡船屋さんにとって重要な情報ですので、釣れても釣れなくても正直に報告して下さい。
●実践で教わりたいという方へ
こちらで、副所長が渡船初心者対象のコーナーを開いています。
一緒に渡船に挑戦してみませんか?
●最後に
気持ちよく渡船を利用するために、マナーをまもりましょう。
船頭の指示を守ること!
船頭さんは海のプロフェッショナルです。安全のためにも、船頭さんの指示に従いましょう。
無理な磯のリクエストをしない!
船頭さんから聞かれない限り、こちらから磯のリクエストをするのはやめましょう。
釣況や、他のお客さんとの兼ね合い、釣り人の経験などを考慮して選んでくれています。
1人のワガママは、みんなの迷惑になります。
時間には余裕を持って!
集合時間や、磯あがりの時間を守りましょう。船で待たされると、船酔いしやすい人は酔ってしまいます。
これから釣りを始める方編はこちら
.
|
|